ワンポールテント最大の悩み…それは「真ん中のポールが邪魔でレイアウトに制限がついてしまう」ということ。
それもそのはず、ワンポールテントという名前の通り、ワンポールテントは真ん中のポールで立っているようなものなので、真ん中にポールがあるのは当たり前の話ですよね。
し・か・し!今回この悩みを解決してくれる商品がDODさんから出ました!その名も『フタマタノキワミ・フタマタノサソイ』!
1つのポールではなく、2つのポールでテントを支えるようにするための、二又ジョイントパーツです。ポールが二又に分かれることで、中の空間を広々と自由に使える仕組みです。
ということで、名前こそ不謹慎ですがとても面白そうな商品『フタマタノキワミ・フタマタノサソイ』について考察してみました。
もくじ
DODの『フタマタノキワミ・フタマタノサソイ』について
ワンポールテントのポールを二又化できる『フタマタノキワミ・フタマタノサソイ』
DODから出た『フタマタノキワミ』と『フタマタノサソイ』。これを使えばメインポールの代わりに二又に分けてポールを使用することが可能になります。
二又に分けたポールを使用すれば真ん中のポールがいらなくなり、テント内をより広々とそして自由にレイアウトすることができるようになります。
『フタマタノキワミ・フタマタノサソイ』の詳しい情報はDODの公式ページでどうぞ! >>> フタマタノキワミ – DOD(ディーオーディー):キャンプ用品ブランド
『フタマタノキワミ』と『フタマタノサソイ』の違いとは?
今回『フタマタノキワミ』と『フタマタノサソイ』が発売されましたが、この2つの違いは以下の通りです。
- 『フタマタノキワミ』は、ワンポールテントのポールを二又に分けて使用するためのジョイントパーツ+脚部ポール(12本)がついたフルセット
- 『フタマタノサソイ』はワンポールテントのポールを二又に分けて使用するためのジョイントパーツのみ
『フタマタノキワミ・フタマタノサソイ』の特徴
軽くて強いアルミ合金製でできていて、色はつや消しのマットな黒。
ポールの太さは直径28mmと太め。アルミの厚さは1.4mm。
ジョイントパーツである『フタマタノサソイ』に50cmのビッグタープポールを継ぎ⾜していき、インナーテントにテンションをかけて設置できるようになっています。
また『フタマタノサソイ』でも8cm刻みで長さを調整できるようになっています。
『フタマタノキワミ』と『フタマタノサソイ』どちらを買えばいいのか
DODから出ている『ビッグタープポール』というポールをすでに持っている人ならジョイントパーツのみの『フタマタノサソイ』を購入すればOK。ビッグタープポールなら同じ規格のため、繋げて使用することができます。
『ビッグタープポール』を持っていない人はポールがセットになっている『フタマタノキワミ』を購入しましょう。※他社のポールは対応していないため、DODのポールを購入しましょう!
『フタマタノキワミ(フタマタノサソイ)』を使う上で考えられるメリットとは
中を広々と使えてレイアウトが自由になる
我が家では同じDODさんから出ているビッグワンポールテントを使用しています。
ワンポールテントを使用してるとわかるんですが、テント内で一番背の高い場所でしかも真ん中にポールがセットされてるって、とても空間を無駄にしているような気がしてくるんですよね。
テント内をレイアウトするにも真ん中を避けてレイアウトしなくてはいけませんし、コットやエアベットなどはポールを挟んでレイアウトするか、端に寄せて並べなくてはいけません。我が家ではエアベットを使用する際はメインポールを挟んで使ってました。
それがこのフタマタノキワミ・フタマタノサソイを使えば真ん中のポールがなくなるわけで、寝る場所の配置とかテーブルとか配置し放題なわけです。
狭いテント内に無駄なくアイテムを配置できるのはとても嬉しいですね。
他のテントにも使用できる
他社のワンポールテントにも高さや形が合えば使用可能なのが嬉しいです。
先ほど『フタマタノキワミ(フタマタノサソイ)』の特徴という章でも説明しましたが、『フタマタノサソイ』でも8cm刻みで長さを調整できる上、ポールも50cmのポールを繋げて長さを調整できる嬉しい構造なので、あらゆるテントに対応できそうです。
我が家が愛用しているDODのビッグワンポールテントというかなり大きなテントがありますが、『フタマタノキワミ』はそのビッグワンポールテントに必要な分の脚部ポールがフルセットで付属済みだそうなので、そうなるとDODのテントに限らず大体の大きさのテントに使うことができそうです。
ワンポールテントをシェルターに変身させられそう
DODのビッグワンポールテントは、インナーがフルメッシュなので秋冬は寒いんですよ。
なので秋冬のみビッグワンポールテントをシェルターがわりに使ってみたいと思っていて、中に入れる小さなテントを探していたのですが、どうしても真ん中のポールが邪魔でサイズに合うテントを探せていませんでした。大体ポールがその小さなテントの入り口にあたってしまうんですよね…
『フタマタノキワミ』でメインポールがいらないということになると、少し高さのあるテントでも入りそうですし、”ポールと入り口が被ってしまう問題”のことも考えなくて済むので、中に入れる小さなテントの候補もたくさん出てきます。
この「ワンポールテントをシェルターに計画」は着実に我が家で話が進んでいて、ただいま考察中なので、また別記事で詳しく説明したいと思ってます。
『フタマタノキワミ・フタマタノサソイ』を使う上で考えられるデメリットとは
2人での設営が必須になりそう
我が家がワンポールテントを選んだ理由として『設営時間の短縮』と『1人で設営可能』というのが最大の理由だったんですが、ツーポールになることで多少時間もかかるようになるでしょうし、ポール立ち上げはやはり1人では無理になってくると思います。
といっても時間にしても手間にしても、そこまで大きくかかるわけではないと思うので、許容の範囲だとは思いました。
コツを覚えれば1人でも可能なのか!?少し試してみたい気もします。
値段が少々高め!?
個人的には少し値段が高めだなぁって思いました。
いや、テント内は確実に快適になるし他社のテントにも使うことができる優れものであることは間違いないのですが…
ビッグタープポールが家に余っている…なんて人も少数でしょうし、となるとセットの『フタマタノキワミ』を購入する人がほとんどだと思います。
『フタマタノキワミ』のお値段は今の時点で¥13,281。これが高いと思うか思わないかはあなた次第ですね。
耐久性が少し心配
公式のHPでも”フロアを保護するために底⾯ポールに緩衝材を巻くなどしてください”と注意書きがありましたが、インナーテントにかなりのテンションがかかることが予想できるため、インナーテントが痛まないか心配なんですよね。
特にDODのインナーテントは薄くてペラッペラ(笑)なので、テンションに耐えられるのかとても心配です。
それからポール2本となると、ポールがない部分からの横風に耐えられるのか心配です。インナーテントとフライシートはしっかりとペグダウンしますが、それでも少し心配な部分はあります。
と言っても命の危機を感じるような風や雨の時にはそもそもキャンプに行くことを控えるでしょうし、普通の日なら問題はなさそうです。
考察結果!『フタマタノキワミ・フタマタノサソイ』は買って損なし!
デメリットを含めて考えてみても、やはりポールが二又化してメインポールが排除されることによって得られる広々とした空間やテント内の自由なレイアウトが可能になるというメリットのほうが大きいと感じますね。
となるとこの『フタマタノキワミ・フタマタノサソイ』は買い!です!
個人的には「DODのビッグワンポールテントのシェルター化」を実現させてみたいと思っています。果たしてそんなにうまくいくのか…
以上、こりのろっさ(@rossa1523 )でした。