撮影テクニック

NDフィルター活用術!スローシャッターで海や滝や空を幻想的に撮ってみよう

NDフィルタ200をつけた海の写真

「波」「滝」「雲」「夜の高速」といった一定の動きがあるものをスローシャッターで撮ると、普段私たちが目では見ることができない幻想的な写真に仕上げることができます

ただし、日中にスローシャッターを使うにはレンズに入る光の量を減らす必要があるので、NDフィルターが必須になってきます。

プロカメラマン時代から今まで一度も使ったことがない『NDフィルター素人』の私ですが、面白そうな写真が撮れそうでワクワクしたので、今回新たに高濃度のNDフィルターを購入して撮影にチャレンジしました

NDフィルターを使うと一体どんな写真が撮れるんでしょうか。まずは私が撮った写真の作例からご覧くださいませ。

NDフィルターを使ってスローシャッターで撮った作例写真

ND200を使って撮った雲の写真f18 20 ISO100 ND200&8
こりのろっさ
こりのろっさ
雲に勢いのある写真が撮れたり…
NDフィルタ200をつけた海の写真f13 15 ISO100 ND200
ND200で撮った海の写真2f7.1 15 ISO100 ND200
こりのろっさ
こりのろっさ
波が消えて静かな海の写真が撮れたり
ND200を使って撮った原不動の滝f9 2 ISO100 ND200
ND200を使って撮った原不動の川f9 2 ISO100 ND200
ND200を使って撮ったそうめんの滝2f13 1 ISO100 ND200
こりのろっさ
こりのろっさ
流れる水が白糸のようになった写真が撮れたりします!

スローシャッターで撮った写真が魅力的な理由

写真というのはある一瞬の出来事をそのまま写し出すものです。

しかしスローシャッターをきることでレンズがある一定の時間開きっぱなしになり、被写体の動きをそのまま軌跡として残すことができます。これが長時間露光ってやつです

長時間露光により、そこにあった時間の流れも写真に残ることから、人間の目では見ることができない幻想的な写真に仕上げることができるんですね

スローシャッターを使うにはNDフィルターが必須

スローシャッターをきりたい場合、長時間レンズの目を開けていることになるため入る光の量が多くなります。そのため普通に撮影してしまうと写真が露出オーバーとなり白飛びしてしまいます。

そんな時、NDフィルターを使うことによってレンズに入ってくる光を減少させ、より長い時間レンズを開けておくことができるようになります。

またNDフィルターが必要な場面としては、F値が2.0以下のレンズを使用する場合です。

F値が2.0以下のレンズをお持ちの場合は下記の記事をどうぞ!

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風景を撮るためのNDフィルターの選び方・使い方

NDフィルターは日本製を使おう

NDフィルター8の写真

スローシャッターをきるためには、高濃度のNDフィルターが必要になってきますが、高濃度になればなるほど値段も高くなっていきます。

日本製以外のNDフィルターは高濃度のNDフィルターであっても比較的安価だったりしますが、写真の色が落ちたり解像度が落ちたりと低品質です。ぜひ日本製を使ってください。

日本製なら『Kenko』や『MARUMI』が有名な上に品質も良く使っている人が多いです。

高濃度のNDフィルターの選び方

私は現在NDフィルターの200を持っています。

NDフィルターの『ND』の後に続く番号は、レンズに入る光の量を何分の1に減らすかを示しています。この数字が大きくなればなるほど暗くなり、高濃度のNDフィルターだということになります

今回の『海』と『川』と『滝』の写真は200のNDフィルターを使って撮りましたが、十分だと感じました。

ただ『空の雲を流して』の写真は夏の日中だったこともあってND200では厳しかったので、200と8の二枚がけ(1600相当)で試してみました。でもとにかく暗くて液晶モニターで確認できない上に出来上がりの写真も解像度が落ちると感じました。

できればNDフィルターは一枚で済ませたほうがよさそう…ということで私はND400も買い足そうかと思っています。

今の所は、普段使い用に『ND8』・スローシャッター用に『ND200とND400』という形で落ち着きそうです。

高濃度NDフィルターの使い方

α6000にNDフィルターを装着した写真

NDフィルターはレンズにクルクルと回して装着します。

装着した状態で撮影するのですが、高濃度になってくるとバックモニターでみたときに暗くてピントがどこに合っているかわからない時があります。

そういう時は装着前にAFではなく手動でピントを合わせてからフィルターを装着するようにしましょう

私の経験上、ND200くらいまでなら余裕でバックモニターで確認しながら撮影することができます!

NDフィルターを使ったスローシャッターをきる時の撮影方法

マニュアルモードで絞りとシャッタースピードを設定しましょう。

絞りに関しては、絞りすぎると画質が逆に荒くなってしまうので注意です。私が撮った感じだと大体f7.0〜f12あたりがいいかなと感じました。

シャッタースピードに関しては、滝の場合は2秒で十分。空の雲なんかの場合は風があるかないかでも大きく変わりますが、かなり長くあけておく必要があると感じましたね。

風景や天候にもよりますので、撮りながら適切な露出に合わせていく方法がいいと思います。

スローシャッターをきるには三脚やスマートリモコンも必要

スローシャッターをきる時に気をつけなくてはいけないのが『ブレ』です。

手持ちで長時間露光してしまうと確実にブレます。そして意外と多いのがシャッターを切る際のボタンの押し込みでのブレです。

ブレのない写真を撮るには三脚やスマートリモコンを使用しましょう。

ソニーのα6000の場合はスマートリモコンが内臓されていて、スマホでシャッターを切ることができます。>>> iPhone/iPadをカメラのリモコンとして使う

幻想的な風景は高濃度のNDフィルターを使用して撮ろう

幻想的な風景を撮るには、高濃度のNDフィルターを用意したり設定や準備が大変です。ですが、幻想的な写真が撮れた時の喜びは大きいです。

試行錯誤しながらの撮影はすごく楽しいので是非一度はチャレンジしてもらいたいと思います。

撮影時にはNDフィルターと三脚、それからスマートリモコンを忘れずに!

以上、こりのろっさ(@rossa1523 )でした。