金魚水槽には昔からお決まりのように水作エイト、いわゆるブクブクが使われてきました。
今でも愛用している人は多く、金魚屋の水槽に使われていたり「金魚飼育セット」としてセット販売されているものにも、この水作エイトの投げ込み式フィルターが付いていたりします。
我が家でも水作エイトコアのSを愛用していますが、水槽内には必ず2つ設置するようにしています。1つではなく2つ使っているのには、実はちゃんとした理由があります。
濾過を強力にするため
もちろん濾過装置は1つあるより2つあったほうが、その濾過能力は強力になります。
このブクブクというのは本当によく考えられている商品で、物理的な濾過に加えて生物濾過も期待できる優れものです。
ブクブクの底面にある砂利とその上にあるウールマットで物理濾過することに加え、このウールマットにはバクテリアがたくさん住みついて金魚のフンなどを分解してくれるので、生物濾過もできてしまうというわけです。
我が家の水槽のようにベアタンクで飼育している場合は、そもそもバクテリアが住み着く場所がとても少ないです。バクテリアが住み着く場所を多く確保するためにも2つ設置しています。
ブクブクを掃除した際にバクテリアを減らさないため
このブクブクのウールマット部分が目詰まりしたり汚れが目立ちすぎてきた場合は、飼育水で軽くすすぐ必要が出てきますが、そういった時に困るのがバクテリアの減少です。
ブクブクが1つしかなかった場合、ブクブクを掃除した後にバクテリアがまた増えるまでに時間が空いてしまい、水槽内が一時的に不安定になってしまう可能性があります。
しかしブクブクが2つあれば、片方は掃除して片方はそのままにしておくことで、住み着いたバクテリアの減少を最低限に抑えることができます。そのまた数日後にもう片方を掃除すればいいんです。
こうやって片方をそのままにしておくことで、ブクブクの掃除をしてもバクテリアを減少させることなく安心してお掃除することができます。
もうひとつ水槽を増やす時に楽をするため
立ち上がった水槽に入っている黒々としたブクブクのひとつを、新しい水槽に入れてスイッチを入れればその新しい水槽はその日から立ち上がった水槽になります。その日に生態を入れてしまっても大丈夫でしょう。
立ち上がった水槽から持ってきたブクブクには大量のバクテリアが住み着いているので、そのバクテリアも新しい水槽にやってくることになります。生きたバクテリアが入った水槽は立ち上がりが早いです。
そしてもう2つブクブクを追加で購入して、元の水槽と新しい水槽に1つずつ入れます。これでまた新しいブクブクにもバクテリアが住み着いていくことでしょう。こうやっていけば永遠に水槽を増やすことができます。
最初から2つブクブクを使っておくことで、新しく水槽を立ち上げたい時に、そのどちらかを新しい水槽にいれれば、すぐに立ち上がった水槽を作ることが可能なのです。
まとめ
この3つの理由から、我が家でもブクブクを2つ使って金魚を飼育しています。
かなり理にかなった使い方だと思いますので、是非ブクブクを使う際は2個使いをしてみてください。永遠に水槽が増やせますよ!
近々もうひとつ水槽を増やしたいと思っています(笑)
最近水槽を30cmキューブ水槽に買い換えて、水槽も2つになりました。
以上、こりのろっさ(@rossa1523 )でした。