金魚水槽の濾過器を自作しました。ついに行くところまで行った感じがしますね。
とくに濾過不足には感じていなかった金魚水槽ですが、ここにきて水が不安定になったこともあり、前から挑戦したかった濾過装置作ってみることにしました。
こちらの装置、作り方はインスタグラムの方でお世話になってるきんぎょ屋丸幸(kingyoya_marukou)の秀様(hidetsu0319)より教えていただき、自分なりに少し改良したものになっています。
私なりの手作り濾過装置の作り方とその効果をご紹介したいと思います。
もくじ
手作り濾過器を作るために用意するもの
濾過装置自体の材料はほぼ100均で揃うものの、穴を開けたり切ったりと工具が必要になってきますので、楽をするためにも全部揃えてしまったほうが無難です。
- 電動ドリル
- 糸ノコギリ
- やすり
- 必要に応じてカッターやはさみやペンチ
- 漏斗(じょうご)2個でワンセットのやつ ※ダイソー
- 麦茶ポット(1.4L)※ダイソー
- 園芸用の黒い網 ※ダイソーでもキャンドゥでも
- 塩ビパイプ(パイプ内径13+L字パイプ)※ホームセンター
- 結束バンド
- エアチューブ
- 丸型エアストーン
- エアポンプ ※我が家では水作のSSPP-3S使用
- 好きなろ材 ※私はリングろ材を詰めてます
今現在使っている濾過装置は、塩ビパイプの内径16というひとまわり大きいのを使ってしまっています。
普通に間違えて買ってきてしまったのでしょうがなく使ってますが、漏斗とのハマり方はいいもののリフトアップする水量が内径16のものだと少なくなってしまうので、内径13のものを購入しましょう(うちの濾過器は今後やり直す予定)。やりなおして今は内径13のもので稼働しています。
手作り濾過装置の作り方
順をおって濾過装置の作り方を説明していきます。まずだいたいの完成品は上にある写真のようになりますので、こちらも確認しながら自分の水槽に合った感じで作ってください。
漏斗の下を切って穴をあける
漏斗の下の部分を糸ノコギリで小さな長方形状になるように切ります。ここからフンなどゴミが吸い込まれるようになります。フンを集めやすいように4方向あけましょう。
エアチューブが通る穴も一箇所あけておきます。
ちょっと失敗してヒビいってます…(笑)
それからブクブクがわりにエアも出したい場合は、前部分に空気が出るようにいい感じの穴をあけておきましょう。この穴の大きさを丁度いい感じにしたいんですが難しいです(これもまたやりなおすかも)。
また後ろにも穴をあけてしまうと、麦茶ポットの下部分に空気がたまるので、後ろ側には穴をあけないほうがいいですよ。(私はあけてしまったため、苦肉の策でマットをつめてます笑)
麦茶ポットを切って穴をあける
麦茶ポットの底を1cmぐるっと残した感じでぽっかりと穴をあけます。電動ドリルで小さな穴をあけてから、繋げるようにペンチで切るとやりやすいです。尖ったところがあればやすりで削ります。
ろ材を入れた時に落ちないようにするため、適度に切った園芸用の黒い網を敷きます。
下部分にも小さな穴をぐるっと一周あけて水はけがいいようにしておきます。
水槽に合わせて高さを調整します。大きい場合はポットの上を少し切ります。
塩ビパイプのL字が入る穴をあけます。これも先ほどと同様に電動ドリルで小さな穴をあけてから、ペンチなどでその穴同士を繋げるようにペンチで切ると楽です。
リフトアップ用の塩ビパイプをくくり付けるために結束バントを使用しますが、それを通す穴を二箇所あけておきましょう。
麦茶ポットにろ材を詰める
麦茶ポットにお好きなろ材を詰めます。我が家ではリングろ材とその上に牡蠣殻、その上に1枚マットを敷き、その上にもう1枚マットを敷いています。
1番上のマットは、リフトアップされたフンやゴミを集めるためのものです。少し大きめに切ってろ材にゴミが落ちてしまわないようにしましょう。(我が家のように念のためマットを2枚にしておくのもいいと思います)
全てを組み立てて完成
漏斗に塩ビパイプを差し込み、麦茶ポットと塩ビパイプを結束バンドでつないだら完成です。漏斗にエアチューブを入れてエアストーンを稼働させたら濾過が始まります。
濾過装置の手入れ方法
毎日の手入れとしては、一番上のマットを普通の水で水洗いして元の場所に戻す作業のみです。この1番上のマットがいわゆる物理濾過の役目を果たしています。
リングろ材を使う場合は半年に1度は中のリングろ材の半分を新しいものと交換するとよりいいと思います。
この日頃の手入れはYouTubeで「金魚水槽のモーニングルーティン」として紹介していますので、もしよかったらみてくださいね!
自作の濾過装置による効果
とにかく水槽内からフンがなくなります。水槽をベアタンクにしている人ならその効果を存分に知ることになると思います。
また、ろ材を水槽の状態に合わせてカスタマイズできるのがいいです。この濾過装置のみで物理濾過+生物濾過+エアの役目も果たせるので、最強の濾過装置!と断言してしまってもいいでしょう。
まだまだ我が家の濾過装置も改良の余地がありますので、ここから修正するところは修正して、エア代わりに使っている水作のブクブクを撤去して、この自作の濾過器のみでやっていこうと思っています。
まずは漏斗の穴をもう少し改良しなくては…
以上、こりのろっさ(@rossa1523 )でした。