私がプロのカメラマンになるための修行中に、先輩が「早く上達したいなら、これだけは最初に絶対やっておいたほうがいい」と教えられたものがあります。
それはなにかというと「カメラを購入した際についてくる”使用説明書”を最初から最後までじっくりと読む」ということです。
実はカメラについてくる使用説明書って、これだけを読めばカメラのことから基本的な撮り方まで全てわかってしまう教科書だって知っていました?
「初心者のための一眼レフの使い方」なんて本をわざわざ買って見なくても、だいたいのことはこの使用説明書を見ればわかってしまいます。とにかくカメラを買ったらまずは使用説明書を読みましょう!
はい、私も苦手です!なのでこの悩みはとってもよくわかります(笑)
全てに目を通してもらうことが一番いいのですが、全部は覚えきれないし苦手だという方の為にも、この項目を重点的に見るといいよ!という項目をピックアップしてみたいと思います。
撮影前の準備と基本操作
カメラを扱う上で絶対に知っておかなくてはいけない基本中の基本が書いてある項目がこちらです。
充電の方法だとか、レンズの取り付け方、メモリーカードの差し込み方、各ボタンの使い方や、液晶画面に表示されているものの意味などが細かく書いてあります。
「このくらいは知っているよ」という方も、もう一度見てみると新しい発見があるかもしれません。
私が持っている使用説明書には撮影前の準備と基本操作として「正しいカメラの構え方」が書いてありましたが、これはとても重要項目なので必ず目を通して、実際に真似して構えてみましょう。
カメラの持ち方って本当に馬鹿に出来なくて、正しい持ち方をすると驚くほど手ブレが起きなくなります。
昔、友人に写真を教えていたことがありましたが、撮る写真撮る写真すべてに手ブレが起きている状態でした。そこで基礎である正しいカメラの構え方をしてもらったところ、あっという間に手ブレのないピントのあった写真が撮れるようになったことがありました。
それだけカメラの構え方というのは、写真に影響を及ぼす基本的で重要なことだということです。
記録画質の設定
撮影する写真の画質とサイズ( L / M / S / RAW )を設定する項目です。
撮影してしまった後では画質やサイズを変更することができませんので、必ずこの項目に目を通して設定を行った後に撮影しましょう。
私は常にL+RAWのファインモードに設定して撮影しています。
AFフレームの選択
AFフレームとはピントを合わせる枠のことをいいます。これには2通りあり、自動選択と任意選択があります。
私は基本的に任意選択にして、真ん中でピントを合わせるように設定してあります。
これについてはまた後日説明しますが、とりあえず最初はこの項目で、ピントの合わせる枠の移動の仕方や、「自動選択」と「任意選択」の切り替え方を理解しておきましょう。
撮影目的に合わせた応用撮影
写真はCanonのダイヤルですので、他のメーカーでは多少違いがありますが、とにかく応用撮影するためのダイヤルの説明をしてくれている項目です。
自分が思った通りの写真にするためには、この項目を熟読することが大事になってきます。この項目はすごく重要な項目なので、説明書に穴があくほど読んでおきましょう。
よく読むと、初心者の人がつまづきやすい「絞り」「露出」「シャッタースピード」についてある程度理解することができると思います。
さぁ撮影を始めよう!
一眼レフカメラを購入したらまず使用説明書を読みましょう。と言ってもプロのカメラマンになろうというわけではないと思いますので、必要最低限の知識さえあれば写真は撮れちゃいます。
設定と知識を入れたら早速カメラを持って外に出ましょう。そして自分が「おっ!」と思うところを見つけてシャッターを切ります。
好きなものや楽しいことは上達するのも早いです。まずは楽しむことが大事ですので思い切り楽しみましょう♪
以上、こりのろっさ(@rossa1523 )でした。