働くお母さんの味方といわれている『常備菜』。本屋の料理コーナーにはズラーっと『常備菜』の本が並び、雑誌などでも常備菜についての特集が連日組まれるほどの人気っぷりです。
これだけ人気の常備菜ですが、働く母である私は常備菜などは全く作っていませんし、むしろ常備菜はいらないという考えのもと生活をしています。
この常備菜を持たない生活は、働く母である私達の最大の仕事「ご飯作り」についての固定概念呪縛からの脱出につながるはずです。
少々大げさに書きましたが、なぜ私が常備菜を作らないのか、その理由を色々な視点から書いていこうと思います。
そうそう!ちなみに私は料理嫌いではなく、むしろ好きな方です。
もくじ
私が常備菜を作らない理由とは
常備菜は味が濃いめ
常備菜は味を濃いめにつけます。それはなぜかというと一週間冷蔵庫にいれて保存できるようにするためです。
一度だけ常備菜を作って一週間生活したことがありますが(なんでも一度試してみないことにはわかりませんよね)、正直あまり美味しいオカズではなかった気がします。
参考にしたレシピがいけなかったのかもしれませんが、子供も食べるご飯なので常に味は薄めで作りたい我が家には向いていませんでした。
常備菜を作ることによって平日は楽になるがしわ寄せが休日にくる
休日に時間をとって平日分のオカズを作る、というのが常備菜を作る一般的な方法だと思います。常備菜として置いておく品数にもよるとは思いますが、一週間分の常備菜を作るのには3〜5時間はかかることでしょう。
ということは常備菜を作るために貴重な休日の半分は消えてなくなるってことです。その他の家事をしていたら休日の一日はご飯作りと家事だけで終わってしまうことでしょう。
貴重な休日の時間を平日用のご飯作りにあてたくないというのが私の考えです。
休日の半分以上の時間は、できれば子供と接する時間にあてたいと思っています。普段保育園に通わせている息子ですから、休日くらいは思いっきり私達親と遊びたいはずですから。
そもそもご飯作りに時間も手間もかけないという考え方
日本人は世界に比べてもご飯作りに費やす時間や手間が多いこともよく知られていますね。下記のこの記事には学べる要素がたくさんありました。
なんでフランスのごはん作りはラクで、日本のごはん作りは面倒だと感じるんじゃろ | ■ 暮らしの旅あるき ■
ひと昔のように専業主婦が多かった時代ならご飯作りに手間ひまをかけることはできると思いますが、やはり現代のように「働きながら」や「子育てしながら」その上ご飯作りに手間ひまかけていたら他のことに使う時間がなくなってしまいます。
一日の時間、人生の時間には限りがあります。どこにウエイトをおきたいかで人生のあり方や日々の過ごし方は大きく変わると思います。それについてこんな私も以前こんな記事を書きました。
優先順位を考えて私は休日に時間をさいてまでご飯作りをするということ、常備菜を作ることをしてまでご飯に手間をかけるということをやめることにしました。
オカズの品数が少なくてもいいという考え
我が家の夕食は一汁二菜です。ご飯とみそ汁と主菜と副菜のみです。寂しい?いえいえこれで十分ですよ。みんな大満足のお腹いっぱいです。
料理人の土井善晴さんも「一汁一菜でよいという提案」という本を出されています。
子供がいる我が家ではさすがに一汁一菜は実現できませんが、一汁二菜でも栄養面も考えて作ってますし、美味しく作って(いるつもり)ますので全く問題ありません。
常備菜よりも時短で美味しい料理
平日は仕事に行っていますから、その流れでご飯作りも仕事の延長のようにしてサササッと作りたいものです。
私は平日の夕飯作りにかける時間は40分以内を目標にしています。毎日40分程度なら我慢できる時間ではないでしょうか。
また、常備菜の本を買うなら時短料理の本を買った方がいいと思ってます。時短料理で美味しいレシピはたくさんありますよ。料理作りにかかる時間が少ないのであれば、常備菜をもつ必要もなくなってきますし、作りたてホヤホヤの料理を家族に提供することができます。
常備菜を作らないとやっていけないような生活なら生活スタイルを変える
これはあくまで私個人の考え方です。中には仕事から帰ってくる時間が遅くて、お腹をすかせて待っている子供を目の前にして、40分程度だとしてもご飯作りに時間がさけないという方もおられると思います。
とりあえず常備菜があればそれを温めて食べればいいですし、そういう生活の人には常備菜はなくてはならないものでしょう。
でも私だったら、常備菜を作って休日を犠牲にする生活を選ぶのではなく、仕事の方を変えるという選択をすると思います。
たった40分の時間をさけないような生活は長く続けることができるでしょうか。いつもギリギリで綱渡りをしているような生活は辛くはないですか。
気力体力には限界があります。常備菜を作ることでその気力体力を貯めるための休日さえ犠牲にしていたらいつか倒れます。
これは常備菜どうこう以前に、生活が成り立っていないと私は考えます。
まとめ
いかがだったでしょうか。常備菜を作らない生活は自分にとってとても楽で、それでいて一日の時間も最大限に活用できていると思っています。
毎日のご飯作り、知らず知らずのうちに自分を追いつめていませんか?追いつめられているのなら、ご飯作りをとおして自分の考え方や生き方を見直ししてみてはいかがでしょうか。
以上、こりのろっさ(@rossa1523 )でした。